三等機関士

視野の広いエンジニアを目指して

現在、私はLPG船に乗り、三等機関士として勤務しています。本船は2016年3月末に竣工した新鋭船ですが、竣工までの2ヶ月の間、造船所で艤装員として勤務しました。その一部を紹介します。

艤装員の職務とは?

艤装員の職務は、艤装図面を把握し、不具合のある箇所を抽出することや、重要機器の操作要領、構造の把握、乗り出しに必要な予備品、書類の準備など多岐にわたります。艤装中は日々、各機器の作動テストが船内で行われています。そのため、艤装中のスケジュールを把握し、事前に各機器の図面、取扱説明書などを把握しなければなりません。私は、テストに立ち会うことで、設計通りに作動することを確認しながら、メーカーの担当者に直接、運転や保守整備の方法について質問する良い機会を得ました。

また、各機器のメンテナンスプランを作成することも大事な職務です。あらかじめ造船所から支給される予備品を確認して、それに含まれない備品を竣工までに積み込めるように手配します。このように艤装員の職務は、多岐にわたります。しかし、さまざまな経験を積むことで、視野の広いエンジニアになれるのではないかと思っています。

艤装員のやりがいとは?

私にとって、造船所やメーカーなどと一緒に良い船を作るという目標に向かって、協力しながら仕事を進めていくこの職務は非常にやりがいを感じました。船に乗るだけではなく、船の建造の仕事に関われたことは貴重な経験です。

出光タンカーでは海上勤務、本社勤務、艤装員など様々な活躍の場が設けられています。あなたもさまざまな経験を積むことができる出光タンカーで、視野の広いエンジニアを目指しませんか?

主機排気弁高圧管の整備

主機排気弁高圧管の整備

艤装員中の一日のスケジュール

6:30 起床・朝食
7:30 宿泊施設発
8:00 造船所着 メールのチェックや一日のスケジュールの再確認
9:00 船で機器の作動テストの立ち会い、機関室のチェック
12:00 造船所の食堂で昼食、昼休み
13:00 書類作成、予備品の洗い出し
17:00 作業終了
18:00 先輩方と夕食へ
20:00 宿泊施設着 明日の準備、自由時間等
23:00 就寝
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