安全管理部 海務安全環境課

海上輸送に関する管理・支援業務を行う海務安全環境課

2008年6月より海務安全環境課で陸上勤務となりました。それまでは約5年間、船長として海上勤務、主に中東・日本間の原油輸送に従事してきました。本社勤務もこれで3回目となります。 さて、海務安全環境課という長い名前の課の業務を簡単に表しますと、海上輸送に関する管理・支援業務です。具体的には、

  1. 緊急時を含む管理船舶への安全、技術指導、海技サポート業務
  2. 管理船舶の安全管理、保安管理システム維持管理
  3. 出光タンカーが行う海上輸送サービスの品質、環境管理システムの維持管理
  4. 出光ベッティング(船舶受け入れ判断)、検船業務

の各業務です。

社内各課のうちで、男性社員は全て船員という潮の香るセクションです。ここでは船が直面する様々なハード面以外の難題に対して、陸上から如何に万全なサポート体制を維持するか、日夜課員全員で知恵の汗を流しています。 一見地味で目立たないセクションですが、課員一人一人がタンカーのスペシャリストとして、海に関する国際および国内法やメジャーを含む業界基準の追求、衝突事故や油汚染事故の事故対応方法の研究を行っています。また、航海や荷役、機関管理に関する様々なノウハウの維持管理、それらを武器にした総合的な現場指導などにも取り組んでいます。

そんな中、世界中から飛び込んでくるタンカーに関するあらゆる情報を監視しつつ、全体を俯瞰しながら仕事に強弱をつけ、また、抜けが生じないよう、そして有事に際しては全体の力を集結できるように調整するのが、私の仕事です。海から離れてもなお、船が遭遇する様々なリスクに思いを馳せながら、必要な施策を立案・実行するため、周囲にアンテナを張り巡らしつつ、深い思索の毎日を送っています。

緊急対応訓練で進行を行う
緊急対応訓練で進行を行う

ある1日の行動

検船について打ち合わせ中

検船について打ち合わせ中

5:00 起床
8:00 出社
社船位置および付近気象状況の確認
ニュースチェック
9:00 課員の業務進捗確認、アドバイス
10:00 課内会議
11:00 ベッティング情報確認
12:00 昼食
13:00 管理システム報告書の確認
15:00 お茶室で一休み
16:00 懸案対応、手順書見直し
20:00 帰宅、夕食
22:00 就寝
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