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操船と操舵

VLCC超大型タンカーは長さ333m、幅60m、深さ 29m(船底から甲板までの高さで、ビル9階に相当します)。また原油満船時には喫水約20m、ビル6階分が水面下に沈んだ状態で航行しています。(満載排水量約30万t)
東京湾やマラッカ海峡などを航行する場合、航路幅や水深に制限がある上に、強い潮流等の自然条件および船舶交通の影響を大きく受けます。
これらの海域で、VLCCの安全航行を達成するためには、乗組員個々の知識、技術、経験とチーム力を結集することが必要です。
船内の最上階に位置しており、船を操船する上で重要な航海計器やその他重要な機器類・警報類が集中装備された場所を「ブリッジ(船橋)」と呼び、このブリッジで船長や航海士が操船指揮をとります。

船長や航海士は、自分で直接舵を操作することは殆どなく、実際に舵の操作は操舵手が担当します。船長、航海士は船の位置を海図上で確認し、肉眼やレーダーを使って周囲の状況を把握し、決められた針路に進むよう操舵手に操船指示を出します。
操舵号令を行う航海士と舵をとる操舵手
操舵号令を行う航海士と舵をとる操舵手
舵を操作する操船指示を「操舵号令」といいます。操舵号令は通常英語で行い国際条約ではその号令方法が統一されています。
操舵号令として、左に舵をとることを「ポート(Port)」といい、右に舵をとることを「スターボード(Starboard)」といいます。
Starboardの由来ですが、これは昔、舵が船の右舷側に配置されていたことからSteer(配置、操作する)board(板、舵)がなまって"Starboard"となりました。Portの由来は、舵のついていない側を港に着ける為、左舷側を"Port(港)"と呼ぶようになったそうです。
舵輪(ホイール)と自動操舵装置(オートパイロット)
舵輪(ホイール)と自動操舵装置(オートパイロット)
船長もしくは航海士が操舵手に操舵号令をかけ、操舵手は号令を復唱してから舵を操作し、指示された舵角に整定後、再度復唱報告します。

代表的な操舵号令

Port 10!(ポート・テン):舵を10度左にとる
Starboard 10!(スターボード・テン):舵を10度右にとる
Midship(ミジップ):舵を中央にする
Hard a Port!(ハード・ア・ポート):舵を左いっぱい(35度)にとる(取舵いっぱい)
Hard a Starboard!(ハード・ア・スターボード):舵を右いっぱい(35度)にとる(面舵いっぱい)
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