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船の通信設備について
(通信衛星を使い、電話やメールがいつでも利用可能)

1970年頃までは外国航路を航行する船と陸上との通信手段は「モールス通信」が主体でしたが
1978年にモールス通信に代わる画期的なマリサット衛星(のちにインマルサットに変更)が導入され、
電話、テレックスが可能になりました。
当社では沖ノ嶋丸に始めて同装置を搭載、順次、全船に展開していきました。

因みに当時の通信料は、電話が3分間、約12,000円と信じられないほど高額であったものの、モールス通信に比べて即時性があり、画期的でした。
船の通信システムには大きく分けて2種類あります。

(1)遭難救助通信システム

GMDSS機器
GMDSS機器
海上遭難通信制度については、衛星通信やデジタル通信技術の進歩により、1992年2月に大幅に自動化された全世界的な海上遭難安全制度GMDSS(Global Maritime Distress and Safety System)がスタートしました。
このシステムは目的に応じたGMDSS機器を使い、陸上の救助機関や付近航行中の船に遭難位置等の情報を伝え、迅速に救助を求めることができるというトータル的な救助システムになっています。
このシステムが導入されたことにより、タイタニック号以来続いたモールスによるSOS信号が廃止になり、特殊技能を持った専任の通信士が不要になりました。
遭難救助通信システム

船に搭載されている主なGMDSS機器

  • MF/HF無線装置 … 中・短波帯の無線電話および呼出、テレックスを行う装置。
  • インマルサット C装置 … インマルサット衛星を使いテレックスを行う装置。
  • 国際VHF無線電話装置 … デジタル選択呼出し機能(DSC)を組み込んだVHF無線電話。
  • EPIRB … 船が沈没すると船体から離脱浮上し、位置、船の識別番号等を救助機関に送信する装置。
  • 双方向無線電話 … 生存艇と生存艇との通信や救助現場通信に使う持ち運び式の電話装置。
  • SART … 遭難時、救命艇に取り付け、付近の船舶に救命艇の位置を知らせる装置。

(2)商用メール・電話

当社の船は衛星通信装置インマルサット(FLEET77)を搭載し、いつでも高品質な電話・メール・、FAXやデータ通信がどの海域にいても利用できます。
船と会社や現地代理店等との通信連絡は、主にメールを使用し、船内LANにより、複数のパソコンから、あたかも事務所のLANのようなイメージでメール送受信が可能です。

船の通信の特長としては
  • 衛星経由で行われる。(赤道上36,000km上空にある4つのINMARSAT衛星が全世界をカバー)
  • 通信速度が非常に遅い。(陸上では光ファイバーによる高速通信(100Mbps)が一般的ですが、ISDN(64Kbps)並みです…)
  • 通信コストが高い。(因みに1隻あたり、メール、FAX、電話等で大体30万円/月かかります。)

尚、最新技術ではインマルサット以外の衛星による常時接続や高速通信がありますが、まだまだ設備や通信コストが高額です。今後、設備や通信コストが安価になり、一般商船に普及すれば、さらに陸上に近づくことができるでしょう。
  • 商用メール・電話
  • インマルサットのアンテナ
    インマルサットのアンテナ

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