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LPGタンカーのドック工事 Vol.3 1/2

イナーティング(空気から不活性ガスへ)作業

ドック工事が終了したら、LPGを積む準備を行います。これはドックに入る前の作業と逆の作業を行います。

工事が済んだらドックの岸壁を離れ、沖に停泊し、ここでイナーティング作業を行います。工事が終わったタンクの内部は空気で満たされています。LPGは空気と触れると爆発を引き起こす危険性があり、タンク内の空気を不活性ガス(イナートガス)に置き換える必要があるために、船にはイナートガス発生装置(IGG)が装備されています。この装置は軽油を燃焼させ、その排気ガスを洗浄、冷却、乾燥させた後カーゴタンクの上部に送り込みます。空気とイナートガスの比重差を利用して、空気をカーゴタンクの底部から追い出します。僅かな比重差なので空気とイナートガスが混ざらないように慎重に行います。

カーゴタンクの容積約80,000m3をイナートガスで置き換えるために要する時間は2日半から3日間です。このあとの作業でカーゴタンクは冷却されるのでイナートガスは湿り気のない乾燥したイナートガスが必要です。湿り気のあるイナートガスの場合、冷却した時にカーゴポンプの回転部が凍り付いてしまったり、タンクを冷やすノズルが氷のために詰まったりしてしまいます。船のIGGは露点がマイナス20℃程度まで下げることができる能力があり、この能力を発揮させるために、ドック期間中に十分に整備をしておきます。以前のイナーティング作業はドックの岸壁で行えましたが、最近ではドックの岸壁を離れ、沖に停泊して行います。
  • イナートガス コントロールパネル
    イナートガス コントロールパネル
  • イナートガス発生装置の外観
    イナートガス発生装置の外観
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