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LPGタンカーのドック工事 Vol.2 1/2

LPG船のドック

LPG船もVLCCタンカーと同様に、通常2年半ごとに修繕ドック(車でいえば修理工場みたいな所で、船の場合は造船所となります)に入渠し、定期点検や船底検査および修理を実施しています。

ドック前の準備

ドライドック中のLPGタンカー
ドライドック中のLPGタンカー
ドックに入る為には、カーゴタンクのプロパン、ブタンガス分をゼロにして、火気を使用しても火災が発生しないようにすることと、人がタンクの中に入れる環境を作る必要があります。まずはIGG装置を使用して、プロパンまたは、ブタンのガスを不活性ガスと置き換えます。次は不活性ガスを空気に置き換え、これで人がタンクの中に入ることができるようになります。プロパンまたは、ブタンのガスから直接空気に置き換えると爆発する危険がありますので、必ず不活性ガスに置き換えてから空気に置き換えます。
空気に置き換えた時点では、タンクの温度はいまだ低く、すぐに空気中の水分がタンクの壁に冷やされて水滴となります。一つのタンクの容積は約20,000m3ありますので結露する水分も多く、毎日タンク底に溜まった水を汲み出さないと、タンクの底部に取り付けられている カーゴポンプが水に浸かってしまいます。カーゴポンプは水に浸かってしまうと、錆の発錆や電動モーターの絶縁抵抗の低下など様々な故障の原因となるので注意が必要です。

ドック工事

原油タンカーとの大きな違いは、カーゴポンプおよびカーゴタンクに取り付けられている計測機器等の整備です。これらはカーゴタンクやホールドスペースの内部に取り付けられているため、不具合が発生したら大変です。ドックに入った時に十分な整備を行い、航海中に不具合が発生しないようにします。
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