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オイルロード超大型タンカー12,000kmの旅
「一航海の軌跡」Vol.2 インド洋〜ペルシャ湾 1/4

環境への配慮…バラスト交換作業

シンガポール、マラッカ海峡を抜けいよいよ本船はインド洋、アラビア海へと向かいます。本船のような大型タンカーは、荷物を積んでいない状態を空船(くうせん)といいます。この状態の時に船はバランスを取るため、海水(バラスト水)を積んでいます。いわば錘です。船は荷物を積んでいるときは荷物で安定を保ちますが、無積載のときは船の安定を保つために錘の替わりとして海水を専用のタンク(バラストタンク)に積み込みます。

当然ながら、本船のバラスト水には、日本の海水が積み込まれています。原油を積み込む際にバラスト水を排出しなければならないため、バラスト水に含まれる日本(揚げ地)のプランクトン等の海洋生物が積み地の海に移動してしまいます。この事で生態系におよぼす悪影響を防ぐため、アラビア湾内の全ての港では事前のバラスト水交換が義務付けられるようになりました。

揚荷中に積んだバラスト水を航海中に交換する作業をこの海域で行います。バラスト交換を義務付ける積み出し港へ行く場合は、海中に小さな生物が比較的少ない決められた海域で、バラストタンクにその容積の3倍分(約30万t)の海水を注入し、タンクの上部よりオーバーフロー(溢れさせること)させ、バラスト水を十分に入れ換えてから向かいます。(オーバーフロー方式。注:他にシーケンシャル方式もあります。)
  • マンホールから吹き出てくる日本の海水
    マンホールから吹き出てくる日本の海水
  • バラストの張り替え作業
    バラストの張り替え作業
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