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オイルロード超大型タンカー12,000kmの旅 「一航海の軌跡」Vol.1 日本出港〜シンガポール海峡通峡 6/7

全神経を集中!シンガポール海峡通航

日本出港から7日目、南シナ海を南下し、世界でも有数の船舶輻輳地域であり、操船難所である、マラッカ・シンガポール海峡を目前に、船長以下航海士、操舵手全員でミーティングを行い、危険海域や季節性の注意事項、通峡時の役割分担を再確認し、安全意識を高揚します。
日本とペルシャ湾とを結ぶ12,000kmのオイルロードの通過点として、また欧州、アフリカと東南アジアを結ぶ海の駅として、大型タンカーからコンテナ船、貨物船、漁船など大小多数の船が行き交い、狭く水深の浅いこの海峡は、巨大タンカーにとって航行できるぎりぎりの海域といえます。

マラッカ海峡の東の入り口「イースタンバンク」で、甲板部、機関部とも通峡スタンバイ体制に入ります。シンガポール海峡は、分離通行方式により、車の道路と同様に交通整理されており、右側通行を守って航行し、また航路管制センター(VTS)へ各通過ポイントで報告する義務があります。マレーシア南端を抜け、シンガポールに入ると右舷にシンガポールの高層ビル、チャンギ空港を発着する多数の旅客機が見え、それとは対照的に左舷にはインドネシアの長閑な農村風景が続きます。しかし、本船では一瞬の判断の誤りも許されない緊張感が漂い、そうした風景をゆっくり眺める余裕すらありません。そのような緊張感の中、司令塔のブリッジ(船橋)では、船長自らが操船を主導し、2名の航海士が見張りと船位の確認に奔走しています。4〜5時間の緊迫した状況を無事通過した後は、いつものことながらホッと安堵する瞬間です。
  • 狭く水深の浅い海域で難所のシンガポール海峡(イラスト:海洋白書2004)
    狭く水深の浅い海域で難所のシンガポール海峡
    (イラスト:海洋白書2004)
  • 多くの船が行き交う
    多くの船が行き交う
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