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岩相・流体の直接検知技術

当社では、地震探査データ解析による油ガス集積エリアの推定を最も重要な課題のひとつとして、実際の適用と技術の向上を進めています。

「形」から「中身」へ

地震探査とは、人工の地震波を地下に送り反射してくる波を測定して地下の状況を把握するものです。従来は構造の形をより正確に把握することが主な目的でしたが、近年ではコンピュータ技術や測定法・処理法、背景理論の進歩によって、構造の形ばかりでなくその中身の地層や流体の物性値も把握できるようになってきました。さらに、この物性値を地質学的制約に基づいた岩石物理理論で解析することにより、構造の中のどの位置に油ガスの集積に適した岩石があるかを推定できるとともに、実際に油ガスが集積しているかどうかも検知できるようになってきたのです。当社では、この分野での専門技術者を育成し、同時に解析・視覚化のための最新のシステムを導入し、コア技術としての確立を進めています。

研究・技術開発

当社の技術者は、これまでにも様々な研究機関にて、貯留岩の発達・分布メカニズムや地下構造の油ガス保持能力の研究等の専門家として技術の研究・確立に貢献してきました。近年、物理探査分野においても、直接検知技術で先端的な研究をおこなっているスタンフォード大学岩石物理学教室へ技術者が留学し、実用性の高い研究開発を進めてきました。石油開発業界では技術が加速的に進歩しており、油ガス田の発見確率も高まりつつあります。当社も重要な分野へ選択と集中を図り、世界の石油業界全体に伍してこれらの新技術を活用し、油ガス田の発見や生産量の増大に結び付けていく努力を続けています。
地震探査データ解析による岩相・流体の直接検知技術の適用例
地震探査データ解析による岩相・流体の直接検知技術の適用例
左: 既存油田近傍データによる炭化水素指標の定量的補正
(上:通常の震探データ、対象層は均一な振幅値で連続している。下:炭化水素指標、ポテンシャルを有する部分は赤の下に黄が現れるアノマリーとして抽出される。黄色の下に赤は、硬質層を示唆する。)
右:3次元震探データへの炭化水素指標の適用例。既存油田(A,B)と同等の暖色系のアノマリーが有望プロスペクト。
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