KIMIKO
YOSHII

広報室 吉井貴美子

次世代のエネルギーは、子供たちだ。

2030年、未来。人工知能がさまざまな作業を代行するようになり、人間はより創造的な役割に集中できるといわれています。子供たちが考える力を育むためには、教科書だけでなく、実体験を通じた学習が大切です。2018年、いま。出光は次世代支援活動を行っています。そのひとつが、音楽コンサートです。地域の小中学生が、プロミュージシャンの演奏のもと、観客1000人の大舞台で合唱するプログラム。プロと会話し、学び、公演をつくりあげたという経験は、社会に出て新しい挑戦をしていくための糧になるはずです。

みらいを奏でる指揮者。

広報室の吉井はモータースポーツ支援や地域のイベントなど、さまざまなCSR活動に取り組んでいる。その中でも2006年からつづいているコンサート活動は、地域の方々にとって年に一度の恒例行事となっている。「音楽経験は赤バイエルを終えたくらいで、わからないこともたくさんあって大変ですよ。日々試行錯誤しながら、プロジェクトを進めています」プライベートでコンサートに行く際も、つい運営サイドが気になってしまうと吉井はいう。
2017年より、出光興産コンサート〜みらいを奏でる音楽会〜と題して活動している。
赤バイエル…ピアノの初心者が使用する教材。

プロジェクトの成功は、準備で決まる。

コンサートでは、地元の小中学生がプロの音楽家と舞台上で一緒に演奏する。また、コンサート前日から学校でミニコンサートを開催するなどのワークショップも行う。「毎回新しいことにチャレンジするため、コンサートの準備が実は1年以上前から始まるんです」地元の教育委員会や小中学校と密に連絡を取り合いながら、イベントの企画を詰めていく。毎年来られる方々も楽しめるコンサートにしたい、その思いが吉井を突き動かしている。

成長は、顔に表れる。

リハーサルの際には、子供たちはプロの音楽家から技術指導を受けることができる。「プロのアドバイスを直接もらえる機会はなかなかないので、とても楽しみにしてくれています」限られた練習時間の中でも、子供たちの演奏はどんどん上達していく。そしてその特訓の成果を披露するのが、本番のコンサートだ。観客1000人規模の大舞台。緊張してしまう子は多いが、いざ演奏が始まれば堂々として見えるのだから不思議だ。演奏を終え達成感に満ちた子供たちの顔を見ると、吉井の疲れは吹き飛ぶという。

子供たちにこそ、エネルギーを。

出光はこの活動を通じて、次世代を担う若者の成長を支援している。現在はワークショップを出光の事業所がある4箇所で開催しているが、今後は全国に活動を展開して多くの子供たちがプロと触れ合う機会をつくっていくことを検討しているという。「この経験を糧に、音楽だけでなくさまざまなことにチャレンジしていってほしい」と吉井はやさしく微笑んだ。