YUICHI
YAMADA

ニソン製油所運転部 山田雄一

アジアの成長を、加速させる。

2030年、未来。人口がおよそ50億人に増加するアジアは、世界経済の中心になると予想されています。その発展には、生産と消費を支えるエネルギーが欠かせません。2018年、いま。出光はニソン製油所を運営するチームの一員として、ベトナムのエネルギーを生み出しています。クウェートで採掘された原油が、日本の技術と経験を取り入れたニソン製油所で精製され、ベトナムの人々の手で国中に届けられる。日本、ベトナム、クウェートの3か国によるエネルギー事業を通じて、出光はアジアのさらなる成長に貢献していきます。

ベトナムよりも熱い男。

Advisory Operator Shift Supervisorの山田は、ベトナムのニソン製油所で運転支援と業務の管理を行なっている。「常に安全に運転するのが、私たちの仕事です」山田はニソン製油所プロジェクトに、装置の立ち上げから携わっている。ベトナムにはニソンを含め製油所がふたつしかない。現地で採用されたベトナム人運転員のほとんどは、製油所運営の知識が全くないところから始まっている。山田は運転員に、装置を安定させるための制御方法や異常が発生したときの対処法について日々熱血指導をしている。

部下とすれ違いの日々。

ベトナムに赴任した山田が最も苦労したのは、コミュニケーションだ。「赴任した当時は、自分が一番英語を話せませんでした」そのため、意思疎通が上手くできずに部下と軋轢を生むこともあった。リーダーとしてチームを引っ張っていきたいという想いから、会社に行く前も、帰ってからも必死に英語を勉強。言葉で伝わらないことは、態度や行動で示した。そうやって時間をかけながら、徐々に信頼関係を築いていった。

製油所は、ベトナムの動力だ。

ニソン製油所は、ベトナムの将来を担う一大プロジェクトだ。ベトナムが成長しつづけるためには、エネルギーの安定供給が欠かせない。そんなプロジェクトの第一線で働いていることに山田は誇りを持っている。「一番やりがいを感じたのは、やはり装置が立ち上がったときです」新しい製油所であるため運営方法や業務が確立されておらず、日本では考えられないようなトラブルも多数生じた。前例がないため、ひとつひとつ手探りで問題を解決した。自分がいなくなってもニソン製油所が安全かつ安定して運転できるように、ベトナム人の後任を育てるのが今後の目標だと山田はいう。

日本人の技術力を、アジアのために。

アジアは経済成長が著しく、ベトナム以外にも製油所を必要としている国は数多くある。「ニソンで培った経験を生かして、他の国でも新プラントの運営立ち上げに挑戦していきたい」二年半の海外勤務経験を通じて日本人の技術力・勤勉さを改めて感じた。特に感じたのはチーム力。持ち場に囚われず課題に取り組むことで、ニソン製油所の装置運転立ち上げを約一年で実現させた。「日本の技術力で、アジアの成長に貢献していきたい」彼はもう、次の夢に向かって走りはじめている。