風神雷神図屏風 二曲一双

酒井抱一
江戸時代
紙本金地着色
各170.7×170.2cm
- 作品解説
- 天部の神である風神と雷神を描いた屏風。このユニークな図様の原案は、言わずと知れた宗達の国宝「風神雷神図屏風」(京都・建仁寺蔵)にある。宗達は弘安本系「北野天神縁起絵巻」の清涼殿落雷の場面から神々の姿を引用し、金地の大画面にこの二神を解き放ったのだった。まず光琳が宗達本を模写し、さらに抱一が光琳本を模写した。抱一は風雷神の位置や、雲の動態に変化を加えている。また神々の表情にも通俗で人間的な親しみやすい雰囲気が見て取れ、恐ろしい異形の神が、抱一らしい軽快な二神に生まれ変わっている。

