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「低立体規則性ポリオレフィンの触媒技術・製造技術」が平成23年度高分子学会賞(技術部門)を受賞

2012年6月27日
当社は、高結晶性・高剛性を特長とするポリプロピレンの“立体規則性制御による軟質化技術”が、技術的独創性に優れ、学界、産業界への波及効果が大きい技術として、「平成23年度高分子学会賞(技術部門)」を受賞しました。
ポリプロピレンの軟質化は、エチレンや他のα-オレフィンをコモノマーとして用いる共重合技術が実用化されていますが、用途によっては実用物性や成形性の課題が顕在化しています。また、プロピレンの単独重合において立体規則性を低く制御する技術も検討されていますが、立体規則性や品質の安定化が課題となり実用化に至っていませんでした。

今回受賞の「低立体規則性ポリオレフィンの触媒技術・製造技術」は、構造均一性の高い軟質ポリプロピレンの合成を可能とする新規な重合触媒を開発したと共に、立体規則性や品質を安定化する製造プロセス開発により、生産能力4万t/年の軟質ポリプロピレン『エルモーデュ』製造装置を千葉工場内に立上げ、工業化に成功したことが、公益社団法人高分子学会より新規性、実用性、将来性の点で評価されました。

受賞業績

  1. 二架橋ビスインデニル型メタロセン触媒を用いた低立体規則性ポリプロピレンの合成
  2. 低立体規則性ポリプロピレンの樹脂特性開発
  3. 独自開発による低立体規則性ポリプロピレン製造装置
当該技術により製造される軟質ポリプロピレン『エルモーデュ』は、新規メタロセン触媒によりポリプロピレンの立体規則性を低く制御することで、汎用ポリプロピレンに比べ、高い柔軟性、透明性、低融点、溶剤に溶解しやすいという特長、共重合による軟質ポリプロピレンに比べ、熱安定性に優れる、常温でのべたつきがない、汎用ポリプロピレンと相溶性に優れるという特長を有する、新規な樹脂素材です。
軟質ポリプロピレン『エルモーデュ』は、その特長を活かし、ホットメルト接着剤ベース材料、不織布(弾性不織布、柔軟性不織布、細糸不織布、メルトブローン不織布など)、汎用ポリプロピレンの改質剤、顔料分散剤・拡散剤などの用途への展開が期待されており、既に多くのお客様より高いご評価とお引き合いをいただいております。

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