リニアレン(αオレフィン)

リニアレンは当社独自の技術でエチレンを重合させてできる、末端に二重結合を持つ直鎖のオレフィンです。重合度合により、炭素数4~24の幅広いグレードがあります。

特長

  • 自社独自の技術 (世界最高水準の高純度製造技術により石油学会賞、触媒学会技術賞を受賞)

  • 二重結合が直鎖の内部に移動した内部オレフィンが少量で、高いαオレフィン純度をもっている

  • 直鎖率が高いため、高純度・高性能の製品を製造するのに適する

これらの特長を活かした用途開発が可能

これらの特長を活かした用途開発が可能

成分・性状

項目 単位 リニアレン4
1-ブテン 99.5<
n-ブタン 0.2>
イソブテン他 0.3>
項目 単位 リニアレン6 リニアレン8 リニアレン10 リニアレン12
化合物名 1-ヘキセン 1-オクテン 1-デセン 1-ドデセン
n-αオレフィン 97.5< 96.5< 96< 95<
炭素数分布 C6:99.8< C8:99.8< C10:99.6< C12:99.6<
沸点 62-64 123 166-174 208-216
融点 -140 -102 -66 -35
密度 g/cm3 0.673 0.715 0.741 0.758
引火点 -26 10 45 87
発火点 310 280 270 275
アニリン点 - - 44 54
項目 単位 リニアレン14 リニアレン16 リニアレン18
化合物名 1-テトラデセン 1-ヘキサデセン 1-オクタデセン
n-αオレフィン 93.0< 91.2< 88.5<
炭素数分布 C14:99.4< C16:99.2< C18:99.2<
沸点 245-255 276-289 305-319
融点 -13 4 18
密度 g/cm3 0.771 0.781 0.788
引火点 113 135 159
発火点 265 - -
アニリン点 64 72 79
項目 単位 リニアレン124 リニアレン148 リニアレン168
n-αオレフィン - - -
炭素数分布 C12:56±3
C14:44±3
C14:35±4
C16:37±4
C18:28±4
C16:57±3
C18:43±3
沸点 211-255 246-319 276-319
融点 -27 4 9
密度 g/cm3 0.764 0.779 0.784
引火点 91 125 141
発火点 265 - -
アニリン点 58 - 75
組成(炭素数) 単位 リニアレン2024
C18 5以下
C20 40-60
C22 25-50
C24 18以下
C26以上 1以下
  • 記載されたデータは、特定条件下で得られた測定値の代表例です。

用途

改質ポリエチレンペレット

改質ポリエチレンペレット

  • ポリエチレン改質剤

  • 洗剤・可塑剤用の高級アルコール

  • 洗剤用AOS、界面活性剤

  • 合成潤滑油基材

  • その他(各種添加剤・溶剤・各種化学製品の中間原料など)

化学式

生産能力

  • 千葉事業所 58,000t/年

荷姿

荷姿 リニアレン4 リニアレン6 リニアレン8 リニアレン10 リニアレン12 リニアレン14 リニアレン16 リニアレン18
× ×
ISOコンテナ
ローリー
ドラム(200L) ×
荷姿 リニアレン124 リニアレン148 リニアレン168 リニアレン2024
× × ×
ISOコンテナ ×
ローリー ×
ドラム(200L) ×
  • サンプル出荷対応荷姿:1L缶、4L缶、18L缶

ドラム(200L) リニアレン6 リニアレン8,10 リニアレン12,14,16,18,124,148,168
ドラム入れ目 約130kg 約145kg 約155kg
荷姿 イメージ画像
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