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2017年度入社式 社長メッセージ

2017年4月3日
本日、パレスホテルにて開催しました「2017年度入社式」における当社 社長 月岡 隆による新入社員へのメッセージは以下のとおりです。

1.出光が大切にしていることについて

当社は、今年で創業106年を迎えます。当社が創業以来大切にしているのは「人間尊重」という経営理念です。多くの人は人間尊重を他人あるいはお互いの人権、人格、価値観といったものを尊重し合うという意味で捉えていると思います。当社にとっての「人間尊重」は特別な意味を持っています。すなわち、「自ら顧みて尊重できる人間、そして周囲からも尊重される人間へ成長する」ということであり、当社の社員は「日本のために、地域のために、お客様のために、成すべきことを自ら考え、強い意志に基づいて決断する」ことが求められます。
おそらく各職場に配属されて仕事についてみるとしばしば判断に迷う機会に直面するでしょう。多くの場合仕事上の課題には唯一の正解というものはありません。その時皆さんが上司や先輩に「どうすればよいと思いますか」と尋ねると大抵は「君はどうしたい」と逆質問を受けることでしょう。最初は戸惑うかも知れませんが、3年も経つと自然と後輩社員に対して「君はどうしたい」と質問するようになります。私自身の経験を踏まえて申し上げれば、自分で限界を設けず何にでもチャレンジしようとする人にとって、これ程面白い会社はない、そう確信しています。当社の事業目的は尊重される人間を作ることであり、「人の力」を信じて経営すれば結果は自然とついてくると考えています。
さて、皆さんが入社した2017年は、当社にとっても2つの意味で記念すべき年です。その1つが当社最初の製油所である徳山事業所が今年で還暦、すなわち操業60年を迎えた年であるということ、そして2つ目はベトナム・ニソン製油所の操業開始です。徳山事業所は旧徳山製油所として1957年3月17日に、日量3万バレルの処理能力で石油製品の生産を開始しました。当社は、実質工事期間10ヶ月という超短期間で完成させ、「世界的驚異である」と言われました。出光佐三店主はその年の入社式で「徳山製油所の建設は、人間が無我の精神、互譲互助の精神でまじめに働いて一致団結すれば、いかに人間の力というものは非常に強いかという人の力の偉大さを実証し、国家社会に示唆を与えた。」という趣旨の訓示を述べています。この世界記録的な短期間での製油所の建設は、出光の社員と、工事請負会社や設計会社が力を合わせて働いたことでこそ成し遂げられた偉業です。そして、互譲互助の精神で一致協力して働くという、当社が大切にしている経営理念の実践を表した象徴的なエピソードです。
徳山事業所が60年の還暦を迎えた今年、ベトナム・ニソン製油所の操業を開始する予定です。堅調な経済成長が続くベトナムでは、国内の石油製品需要に対して石油精製能力が不足しており、地域経済の安定的発展には、精製能力増強が欠かせません。ニソン製油所には当社が国内製油所で培った技術を結集すべく、各製油所・事業所から160名以上が派遣され、今まさにスタートアップの準備が進められています。ニソン製油所プロジェクトは、クウェート国際石油、ペトロベトナム、三井化学との合弁事業であり、異なる国籍のパートナーと共通の目標の下、一致協力して取り組んでいます。豊富な資源を保有するクウェート、ベトナムと共同プロジェクトを通じて信頼関係を強固にすることは、日本のエネルギーセキュリティー強化という観点でも大きな意義をもつプロジェクトだと考えています。
このように、「人の力」の大きな可能性を信じ、自律した一人ひとりの社員が、互譲互助の精神でビジネスパートナーと一致協力し、真摯に働く。そして事業を通じて社会に貢献していくことで自らも成長していく。こういうことを目指し、実践し続けてきた会社。これが出光という会社です。
今世界では、英国のEU離脱や米トランプ大統領の自国ファースト政策に象徴されるように排他主義・利己主義の機運が高まっているように感じます。このような時こそ、出光が大切にして来た「人間尊重」、「互譲互助」の実践が世界に求められていると思います。
皆さんも自分自身の大きな可能性を信じ、情熱と志を持って、世界を舞台にこれからの仕事に取り組んでいっていただきたいと思います。

2.経営統合について

当社が昭和シェル石油さんと経営統合を行うことを決断した背景は、国内需要の減少に加え、過剰設備・過当競争による低収益体質という構造的な課題があり、このままでは「日本のエネルギー供給を支える」という社会的使命が果たせない、という強い危機感にあります。この危機感から再編を検討する中、昭和シェル石油さんと協議を進め、経営統合に向け一歩を踏み出しました。
そして昨年12月19日、一年に及ぶ審査の結果、公正取引委員会の最終承認を得て、昭和シェル石油さんの株式31.3%を取得いたしました。これは当社をサポートして下さっている多くの関係者の方々の支えがあってはじめて実現できたことだと受け止めています。
本日の時点で統合の時期がいつになるかを明確に申し上げることはできませんが、一つひとつのステージを着実にクリアしております。この大義ある統合を必ず成功させるという私の決意に変わりはありません。統合までの間も昭和シェル石油さんとは同じグループ会社として、早期にシナジーを創出できるように取り組んでまいります。

3.皆さんに贈る言葉

最後に一つ、皆さんに言葉を贈りたいと思います。
「随所(ずいしょ)に主(しゅ)となれば、立つところ皆、真(しん)なり」です。これは臨済宗の開祖、臨済義玄禅師が修行者に対して言った言葉です。私はこの言葉を仕事に当てはめて「どのような境遇・立場であっても、常にその場を楽しみ、主体的に働くことで真に生き生きと仕事を楽しむことができる」と解釈しています。これも、まさに人間尊重の実践です。
皆さんはこれから、新入社員研修やSS・製油所での実習などを経てそれぞれの職場へ配属されます。私もそうでしたが、新入社員である皆さんは、すぐに自分が希望した仕事を任せてもらえるわけではありません。夢と現実のギャップに苦しみ、後ろ向きな気持ちになった時に是非この言葉を思い出してください。
様々な考え方や価値観を持った皆さん一人ひとりが主役です。任せてもらった仕事について、主体的に徹底的に取り組んでみてください。足りない知識は、周囲の先輩や上司のアドバイスを受けながら日々コツコツと勉強してください。仕事を通じて会社へ貢献し、社会に貢献するべく一所懸命に努力してください。目の前の仕事を真摯に取り組み、基本を身につけ、課題を達成できた人は、次のステップに進むことができ、さらなる成長に繋がっていきます。
当社はエネルギー・素材・高機能材事業をグローバルに展開しており、皆さんの活躍の場は想像以上に広いはずです。どうか、出光というフィールドで大きな志を持って、思う存分仕事を楽しんでください。
皆さんのこれからの活躍に大いに期待して、私の歓迎とお祝いの言葉と致します。

<参考>2017年度新入社員数

(単位:名)

  大学院・大学 高専・高校等 合計
事務系 10 0 10
技術系 20 65 85
30 65 95
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