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「示唆を与える」ということについて

創業10周年
創業10周年
(出典:「マルクスが日本に生まれていたら」(3〜4頁))

質問
店主は、いろいろな場合に示唆とか、示唆を与えるという言葉を使われています。 おそらく、いまからの質疑応答の中にも、示唆という言葉が出てくると思いますが、これはいったい、どういうことでしょうか。

出光
この示唆という言葉は戦時中に出来たんだ。軍が戦時統制の名のもとに、組織・機構・法律のみに頼って人の真の力を無視した行き方をした。
これはたくさんの人を要して、しかも非能率な行き方で、いわゆる烏合の衆、力の弱いものなんだ。

これに対して出光は、人間中心、和の精神にもとづく少数精鋭主義の簡素強力な行き方を主張したのである。
そして、だいたい同量の石油を扱っていた満州では専売制がしかれ、北支では各種の委員会、共同販売会社が出来て二百人以上の人数が配置されたのに対し、出光にまかされた中支ではわずか三人で上部の統制業務をやってのけた。
こういう三つの極端に違った形が出来た。

こういう事実を見て、出光社内に出来たのが、「出光は石油配給という些事(さじ)をやっているのではない。出光の真の目的は、人間が真に働く姿を現わして国家・社会に示唆を与えることにある」というあの言葉だ。
つまりこの示唆という言葉は、軍の非能率を戒めたことがきっかけとなって出来た言葉だ。
そしてその後、人間の真に働く姿をもって示唆を与えるということがいつとはなしに出光の精神的な信念となってしまっている。
ぼくがあらゆる機会をとらえてこの言葉を使うのも、そういうことからだ。

そして産業界のみならず、政治、教育などすべての方面に和の姿をつくって、日本全体が和の姿にもどり、その姿をもって対立闘争している世界に示唆を与えるようになってほしいというのが、ぼくの希望だ。
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